財務省からアベノミクスを救う
「バカか! 」
国会で怒鳴った気骨の政治家が、
財務省の罪と嘘を指摘。
アベノミクス進化論を総理に進言する
安倍晋三 内閣総理大臣
――西田さんの指摘は傾聴に値する
【目次】
まえがき
第1章 財務省の罪
第2章 アベノミクス進化論
第3章 財務省のプロパガンダ手法
第4章 デフレの始まり
第5章 日本再生の鍵
第6章 日本を蝕む強欲資本主義
第7章 利己主義と省益から日本を救う
第8章 総理への進言
終 章 森友騒動と年金騒動から見えるもの
付論・ヘイトスピーチ対策法について
終わりに
財務省のでたらめを一刀両断
財務省は財政再建しか頭にありませんから、財政出動など言語道断です。「これ以上国債の発行残高が増えれば、いずれは返済不能になり財政破綻する」と20年間も同じことを言い続けています。また、日銀がこれ以上国債を買い支えたら日銀が破綻するという謬論もマスコミでは頻繁に報じられています。そのおかげで、いまだに国民や識者の中にもこうしたことを信じている人が多数見受けられます。
これは全くのでたらめです。破綻するのは国家でも日銀でもなく民間銀行なのです。そして、銀行が倒れれば企業も連鎖倒産してしまいます。これこそ本当の危機なのです。こうした隠れた金融危機が、足音静かに忍び寄っているのです。
事態を引き起こした原因は、財務省の財政再建中心主義にあります。国民経済を守るための財政であるにもかかわらず、財政を守るため国民経済を無視するという本末転倒の過ちを犯しているのです。
本書は、財務省の根本的な過ちを指摘し、なぜ彼らがそうした過ちを犯したのか、その原因を明らかにし、財務省に正気を取り戻させるために書き下ろしたものです。それができて初めて、アベノミクスの金融、財政、民間投資という「3本の矢」が機能することができ、デフレの危機から脱出することができるのです。(「まえがき」より抜粋)